二十四節気 秋 ~処暑~

二十四節気

処暑 2024年8月22日

・・・陽気ようきとどまりて、初めて退しりぞきやまんとすればなり・・・

暑さがおさまるころ(国立天文台 こよみ用語解説)

秋を6つに分けたうちの2番目の節気

太陽視黄経 150度 14/24番目

七十二候

初侯・・・綿柎開(わたのはなしべ ひらく) 8/22 〜 8/27

綿を包む咢(がく)が開く

次侯・・・天地始粛(てんち はじめてさむし)8/28 〜 9/1

ようやく暑さが鎮まる

末候・・・禾乃登(こくもの すなわちみのる)9/2 〜 9/6

稲が実る

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処暑とは・・・「処」という漢字には「落ち着く」、暑さが和らぐという意味があります

暑さのピークが終わり、朝夕には涼しい風が吹き、夏を惜しみながらも秋への準備を始める時季です

ある日ふと、夜風に、心地よいコオロギや鈴虫の声にも秋の気配が漂います

とは言え、「秋暑」といって暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなるのもこの時期

暑さ対策、しっかり水分補給をする

また、シャワーだけでなく、湯船などにもゆっくり浸かって、これからの季節のために、体の調子をきちんと整えておきましょう

そして台風の季節がやってきます

台風の襲来を警戒する特異日として、「二百十日(にひゃくとおか)」「二百二十日(にひゃくはつか)」というものがあります

現在のように台風の予測ができなかった時代、立春から数えて二百十日目に台風が来る確率が高い厄日と、警戒しました

昔の人たちが「油断せずに台風に備えよう」と考えたのが由来だそうです

2024年は

「二百十日(にひゃくとおか)」8月31日

「二百二十日(にひゃくはつか)」9月10日

大型台風も増えているので、到来に備え、改めての災害時のことや防災グッズを見直したいですね

 

処暑に・・・

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞することで季節を感じ、楽しみます

秋の七草は

すすき

桔梗(ききょう)

撫子(なでしこ)

葛(くず)

藤袴(ふじばかま)

女郎花(おみなえし)

9月1日は「防災の日」です

1923年9月1日に発生した関東大震災の慰霊とともに、災害に備え、避難訓練や防災用品の点検などをしておきましょう

 

処暑のころに心がけること・・・

春夏、頑張ったものを収穫していく時期へ入ってきました

夏のいい影響を受けることができなかった・・・例えば楽しい想い出を作ることができなかった、あまり汗をかけなかったなど

心身を養えずにいると秋冬に収穫しようとするものがなく、寒さ、乾燥に負け風邪を引きやすくなります

また心身が塞ぎ込みやすい時期でもあります

暑さがもう少し続くので、最後の暑さを利用して運動=運を動かしてみましょう

 

処暑の期間の食べ物・・・

サンマ

鉄分、ビタミンA、カルシウム、DHAなど体に嬉しい成分がたくさん入っています

旬のサンマはとくに脂が乗っておいしいので、栄養豊富です、ぜひこの時期に味わっておきましょう

スダチとカボス

スダチは徳島県の特産、大きさはゴルフボール大

カボスは大分県の特産、大きさはテニスボールくらい

どちらも果肉を食べるよりも、果汁の酸味や皮の香りを薬味として使う、香酸柑橘(こうさんかんきつ)と呼ばれる柑

橘類です

果汁に含まれるクエン酸には、疲労回復や食欲増進、ミネラルの吸収を促す効果があり、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です

夏の疲れが蓄積しているこの時期、ぜひ取り入れてみてくださいね

ブドウ

ブドウに含まれるブドウ糖や果糖は、疲労回復にもってこい、ビタミンやミネラルも豊富

気血も補い、夏バテ解消におすすめです

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